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少年探偵事務所

第17章 無茶な依頼

灰音が言う。

「あの婦人に何か言われたんじゃないの?」

柊一は事務所の電話を調べ出した。

「何してるの!」

灰音の言葉に柊一は冷静に返す。

「確か、この電話って通話履歴とレコーダーがついていたよな?」

「それを聞こうって?」

純の言葉に黙って頷く。
柊一がレコーダーを再生した。

『あの、探偵事務所の菊川ですが、安全のため事務所の探偵たち3人も連れて行きたいのですが?』

『探偵を連れて行く?何で?』

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