テキストサイズ

少年探偵事務所

第4章 柊一の勇気

その時、

「やめろよ、純。」

「柊一?」

柊一がか細い声で言う。

「僕はさ、純に罪は犯してもらいたくないんだ。」

純は柊一を見つめた。そして柊一に優しく微笑んだ。

「そうだな。俺が捕まる訳にもいかねえし。」

「え?」

その時
パトカーと救急車の音が響いた。
やがてバラバラと警官が入ってき、一味を逮捕した。
柊一は捻挫や頭を少し怪我をしているため病院に搬送された。灰音も念のため運ばれた。
純と美奈は警察に今回のことについて詳しく聞いた。
教えてくれた刑事は
櫻木夏子警部補
綺麗だがキツイ感じの刑事さんだ。

やっと櫻木刑事から解放され病院に着いた。病室では頭に包帯が巻かれた柊一が寝てた。灰音がそばに座っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ