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少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「…」

柊一は黙って窓の外を見た。
誰もいないことにホッとしつつ考えた。

(あれは悪戯だったのか?いや、ありえない。だったとしたらあんな手の込んだ…)

「…一、柊一ってば!」

美奈の声にハッとして振り返った。

「え、あっ。な、何?」

「電話。柊一宛。」

受話器を持って美奈が差し出してる。

「僕に?」

柊一は首を傾げながら出た。

「もしもしお電話代わりました。」

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