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少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「柊一?」

女の子の声だった。

「なんだ、理々香か。」

電話の相手は柊一の元カノでプライドが高い女の子、芹那理々香だった。

「柊一、何かおかしなことない?」

「おかしなことって?」

「あ、無いならいいわ。灰音さんに代わってくれる?」

「灰音に?」

柊一は振り返って灰音を呼んだ。

「灰音、理々香が代わってくれって。」

「理々香さんが?」


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