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少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「もしもし?」

灰音が出ると理々香は声を顰めて言った。

「ねえ、誰か事務所の様子を窺ってたり、変な郵便物届いてない?」

「変な郵便物?」

灰音が言ったことに他の3人は顔を上げた。
柊一は咄嗟に下を向いて唇を噛みしめた。
灰音はそんな柊一の様子を見逃さなかった。

「理々香さん、何かあったんですか?」

「うちに変な電話がかかって来たの。悪戯かなと思ったけど一応ね。」

電話を切った灰音は柊一に聞いた。

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