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少年探偵事務所

第20章 冬のダイヤモンド

「柊一は?」

「え?」

「もう一つあるでしょ?」

「おうし座のアルデバランか。牡牛の目って意味があるけど。」

「ピッタリじゃない。」

「え?」

「鋭い目を持つ柊一には。」

柊一は笑っていった。

「ありがとう。」

その時、ポストにコトンと配達物が入ってきた。

かすみそうと手紙だった。

「花をくれるのは長木さん。それにしては地味だな。」

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