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少年探偵事務所

第7章 柊一の過去

純は続けて言う。

「灰音はお前のこと、すごく心配してたんだぞ。その灰音を泣かすなんて…。」

「純…、これ以上言うな。」

柊一は静かに言うと立ち上がった。

「どこ行くんだよ。」

「帰る。あと、明日は休む。」

それだけ言うと柊一は家に帰った。
取り残された純は誰に言うともなく呟いた。

「柊一、灰音のことも考えろよな。」

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