
少年探偵事務所
第8章 芹那理々香と芹那竜一
翌日、竜一がやって来た。
「こんにちは。チョコケーキ作ったので良かったらどうです?」
「え?チョコケーキ?」
竜一はニッコリ笑ってタッパーを開けた。
「わあ!おいしそう。」
純と美奈は大喜びだが灰音は浮かない顔をしている。
思いついたように竜一が言った。
「あっそうそう。姉がお世話になるからご挨拶したいって。」
灰音は驚いて顔を上げた。
その時ドアが開いた。
灰音は顔を隠すようにして奥の資料室に駆けこんだ。
「は、灰音?」
純が呼ぶが気にも留めなかった。
やがて理々香が入ってきた。
「なあに?探偵って言うから大人だと思ったら皆、高校生じゃない。」
理々香の失礼さに美奈は呆れかえって唖然としていたが純はやはり違った。
「少年探偵事務所ですから。何か問題でも?」
「こんにちは。チョコケーキ作ったので良かったらどうです?」
「え?チョコケーキ?」
竜一はニッコリ笑ってタッパーを開けた。
「わあ!おいしそう。」
純と美奈は大喜びだが灰音は浮かない顔をしている。
思いついたように竜一が言った。
「あっそうそう。姉がお世話になるからご挨拶したいって。」
灰音は驚いて顔を上げた。
その時ドアが開いた。
灰音は顔を隠すようにして奥の資料室に駆けこんだ。
「は、灰音?」
純が呼ぶが気にも留めなかった。
やがて理々香が入ってきた。
「なあに?探偵って言うから大人だと思ったら皆、高校生じゃない。」
理々香の失礼さに美奈は呆れかえって唖然としていたが純はやはり違った。
「少年探偵事務所ですから。何か問題でも?」
