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「別に義務教育期間は過ぎているからいいけどさ…。」

「じゃあ、口出しはよしてください。」

その時、柊一がやってきた。

「こんにちはー。あれ？お客さん？」

柊一がハッとした顔になる。理々香を見て

「なんでこんなとこにいるんだよ」

と言う。

「依頼人のお姉さんだって。知り合い？」

美奈が聞く。
「…。」

柊一は答えない代わりに事務所を飛び出した。
逃げるように資料室に飛び込んだ灰音と驚いて事務所を飛び出した柊一。
純も美奈も何が起こったか分からないが、２人と理々香に何か関係性があることは分かった。

「ところでさ、ここの責任者は？」

理々香が聞く。
「水沢灰音だけど、今資料室に居て…。」

美奈が答える。

「は、灰音？」

「呼んでくる。」

純はそう言い、資料室に入った。