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少年探偵事務所

第9章 柊一と竜一と純

「純さん、」

竜一が呼ぶ。

「ん?」

「柊一さんって灰音さんが好きなんですか?」

「さあ?でもあの二人は幼なじみなんだ。」

「友達として大事ってことですか?」

「そうだね。」

「純さんは?」

「はい?」

「純さんは灰音さんをどう思ってるんですか?」

「友人だよ。仲がいい。」

「それだけ?」

「他に何か?」

「いえ、別に。」

竜一は少し思わせぶりな顔をしていた。


一方…
柊一は理々香の家に行き、彼女と一緒に初めて会った場所に来ていた。

「ここって…。」

「そうさ。お前と最初に会った場所。」

「なぜここに?」

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