
少年探偵事務所
第10章 始めがあったら…
その翌日、
「おはよ…。」
まだ調子が悪いのだろう、青白い顔で灰音がやって来た。
「あれ?」
誰もいない…。
「出勤時間、間近なのに。」
現在7:50、出勤時間は8時。
「おかしいな…。」
柊一のことは美奈から聞いていたから休みがちや遅れたりしてもおかしくはない。でも純や時間に厳しい美奈も来ないとは…。
その時、事務所の電話が鳴った。
「はい。少年探偵事務所です。」
「灰音?」
美奈だ。弱弱しい声だ。
「美奈?何かあったの?」
「灰音、助けて。」
「え?」
その横から純の声が聴こえた。
「灰音、来るなっ!」
そして電話が切れた。
「一体何事?」
電話を切った灰音は事務所を飛び出した。
スクーターに飛び乗ろうとしたがタイヤがパンクさせられている。
「おはよ…。」
まだ調子が悪いのだろう、青白い顔で灰音がやって来た。
「あれ?」
誰もいない…。
「出勤時間、間近なのに。」
現在7:50、出勤時間は8時。
「おかしいな…。」
柊一のことは美奈から聞いていたから休みがちや遅れたりしてもおかしくはない。でも純や時間に厳しい美奈も来ないとは…。
その時、事務所の電話が鳴った。
「はい。少年探偵事務所です。」
「灰音?」
美奈だ。弱弱しい声だ。
「美奈?何かあったの?」
「灰音、助けて。」
「え?」
その横から純の声が聴こえた。
「灰音、来るなっ!」
そして電話が切れた。
「一体何事?」
電話を切った灰音は事務所を飛び出した。
スクーターに飛び乗ろうとしたがタイヤがパンクさせられている。
