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少年探偵事務所

第13章 Detectives Horiday

一方

「離せって。」

朝香は暴れたがさすがに男の力にはかなわない。
その時

「その手離さないと痛い目見るぜ。」

声が聴こえた。その瞬間朝香の視界は黒いもので覆われた。
黒いジャケットだった。誰かが朝香の手を引っ張って行く。
物陰に隠れたところでジャケットを取った。

「大丈夫でしたか?」

「柊一さん!」

「お父さんから聞いたので駆けつけたんだ。」

「父は?」

「今僕たちがいるホテルに居るはずだよ。とりあえず避難だ。」

そう言ってホテルに帰った。

「おかえり。柊一!」

灰音が声かけてきた。

「こう言う訳で浮かない顔してたのか。」

純がつぶやく。
いきさつはもう朝香の父親が話してくれたようだった。

ルルル…

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