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電話が鳴った。
美奈が出た。
５人は話していた。

「どうする？」

「警察に行った方が？」

「それは出来ないよ。」

美奈はしばらく話して居たがクルッと柊一の方を向いた。

「柊一に代われって。」

「誰？」

「分からない。ただ柊一は何処だって怒鳴るもんだから。」

「もしもし…」

「北条柊一か？」

「そうだけど。」

「お前、暴行罪で捕まるぜ。」

「なんだよ。お前らのせいだろ。証拠もない癖に。」

「悪いな。防犯カメラがあるんだよな。」

「…。どうしろって言うんだ。」

「金を払え。そうだな。１００万くらい。」

「…。」

柊一は黙って電話を切った。

「なんて？」

「脅された。金払わなきゃ、僕が自分たちを殴ったビデオを警察に送るって。」