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少年探偵事務所

第14章 美術館で芸術な秋?

「多分。このサトゥルヌスは、子供に死んでほしいだろうし。」

純が答え、柊一に言った。

「柊一、この絵、外すぞ。」

「え?あ、ああ。」

2人が額に手をかけた。
水野館長は一瞬、止めようとしたが思い止まった。

「せーのっ」

2人が外すとサトゥルヌスの絵の入った額の裏に小さな絵があった。
『モナ・リザ』だった。

「やっぱり。」

純が満足そうな顔を見せた。

「犯人はこの絵の意味を知っていた。そう。ここの美術館のことを知っていなければできない。そうだよね?」

柊一は顔を上げ振り返った。

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