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少年探偵事務所

第14章 美術館で芸術な秋?

「高校生の分際」と言う言葉で自分たちを見下している長木の言葉に4人は怒りを覚えた。
しかし、冷静に謎解きをしていった。

先陣を切ったのは柊一だ。

「あなたは水野館長や相沢警備員でも犯行は可能だと言った。確かにここの館長や警備員なら館内を熟知しているはず。」

灰音が後に続いて言った。

「でも、館長はシロよ。館長の力じゃあの絵を持ち上げることは不可能。言い方悪いけど、子供、女性、年寄りには無理よ。これについては宮野さんでも同じことが言えるわ。」

純が口を開いた。

「相沢警備員もシロ。俺たちが食事の会計を済ませているとき走って行くのを見たんだ。入館した時は入口に居たし。それ以降、俺たちの目を避けてモナリザの絵まで行くのは無理だしね。」

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