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少年探偵事務所

第14章 美術館で芸術な秋?

「俺はコソ泥じゃない。怪盗さ。」

それを聞いて灰音はため息を吐きつつ言い返した。

「怪盗とコソ泥、どこが違うのよ。」

「まあ、少年探偵事務所諸君に挑戦するのが今回の目的だったんだ。楽しかったよ。じゃあな!」

言うのが早いが展示室の窓から飛び降りた。
柊一と純がハッとして窓に駆け寄るとモンシロチョウのように白いパラグライダーが去っていくのが見えた。

「一体なんだったんだ?あれ?」

柊一が首をかしげ、純が灰音の方を向き、まゆを顰めた。

「灰音、そのバラどうしたんだ?」

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