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少年探偵事務所

第15章 招かれざる客、到来。

「なんか変よね。私たち。」

美奈が応接室で紅茶を飲みながらソファに体を預けながら言った。
柊一が純とポーカーをしながら答えた。

「探偵いるところ事件ありってか?小説、漫画、アニメの世界じゃないんだから。」

「まあ、現実に起こってるんだから。」

灰音がとりなすように言う。

「でも休暇のつもりで旅行に行ったら借金取りに会うし、美術館にいったらキザなコソ泥に会うって。空想科学でもここまで事件に会う確率って何パーセントだ?
やった、スリーカード!」

純が答える。

「僕の勝ち、フルハウス。ホント、アニメの世界だな。こんなことって。」

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