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少年探偵事務所

第15章 招かれざる客、到来。

柊一が間に飛び込み灰音を突き飛ばした。
弾が柊一の腕をかすめて柱に穴をあけた。

「うわっ!」

2人、一緒に床に転がった。
柊一が痛みに顔をしかめながら立ち上がった。
灰音は気絶している。
女は笑った。

「勇気もここまで来ると無謀ね。」

「無謀…確かにな。でも僕は単純なんだ。」

柊一は無理して笑いながら言った。

(苦しそうな顔を見せてやるもんか!)

「次こそ終わりよ。」

女が柊一をピタリと狙った。

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