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姉さんは僕のお人形

第8章 拷問




「結衣は、俺の事好きなんだろ?
ならいいじゃん。俺もお前が好きなんだからさ」

嘘つき。
何が、「俺もお前が好き」だよ
どうせ、性欲を満たす道具とか見てないんでしょ?麗奈ちゃんも私も…

「ちょっと、あんたいいかげんにー…」
我慢出来なくなり、声が大きくなった時。

「お前ってさ、甘い言葉言う天才だな。それで女の子を上手く騙してたわけか。すごいな、僕には出来ないよ。ある意味尊敬する」

「冷…くん?」

「チッ…何で冷がいるんだよ」
優斗は明らかに不機嫌そう
まあ、殴り合いのケンカをしたらしいし、仕方ないよね

「いや、偶然通ったら二人がいたからさ。何か取り込み中だったみたいだけど」

冷くんは笑顔だ
でも、嘘の笑顔だって分かってる
偶然通ったなんてのも嘘

だって、冷くんの計画はもう始まってるんだから
私が、優斗に襲われそうになった時から冷くんは少し離れた所にいた。私は、冷くんの存在に気づいていたけれど、助けを求めなかった
また、殴り合いとかしてほしくないし。冷くんに傷ついてほしくないから

「でも、優斗に会えて良かったよ
会わせたい子達がいるんだ。
皆、お前の知ってる人だろうけど…ね」

冷くんがそう言った時、
女の子があらわれた
一人だけじゃない。何人も
中には小学生ぐらいの子もいる

まあ、私はこの子達が誰か知ってるけどね…

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