
姉さんは僕のお人形
第5章 優斗の本性
僕は一旦部屋を出た
大泣きしていた姉さんを一人にするのは
多少気が引けたが、だいぶ落ち着いたみたいだ
部屋を出て、下の階に向かう
下の階には優斗がいる
優斗に聞かなければならない
何で、姉さんにあんな事をしたのか
リビングに優斗はいる。
ドアを開けようとした時、優斗の声が聞こえた
誰かと話しているようだ。
リビングには優斗しかいないし、電話だろう
構わず入ろうとした
「今日の夜、俺とデートしない?
暇なんだよ〜」
優斗の明るい声
デート…って言ったよな?
じゃあ、電話の相手は女の子…?
でも、優斗の彼女は姉さんだろ…
