シアワセ∞経路
第6章 止まらない気持ち
楽しいこと……。
カラオケとかゲームセンターに、遊びに行こうって誘ってくれてるのかな。
いつまでもこんな場所にいて、補導されたりしたら親に叱られるだけ……。
彼らの提案に首を縦に振って、後を着いて行く。
この後、どこか遊ぶところへ行けると素直に思っていた。
けれど、彼らに誘導されたところは公園内の奥だった。
「どこか……遊びに行くんじゃないんですか?」
「ん?行くよ」
一人の男に、グイッと両方の手首を掴まれる。
全力に力を出しても、その手を振りほど男の力は強かった。
「きゃっ……!」
「遊びに行くのは、楽しいことが終わってからだよ」
「っ……!こんなこと……楽しくないです。やめてください」
恐怖を感じて声が震えた。
それをこの男三人は同情する様子もなく、逆に面白がっているようだった。
「楽しいことって……気持ちいいことに決まってんじゃん。君はそれにうなずいて同意してくれた」
ギリッと握られていた両手首をまとめられ、大きな手で口までも塞がれる。
「んんんっ……!」
言葉で否定できなくて、首を必死に横に振った。
「何されるかなんとなく想像できるんだ?」
手際よくセーラー服のボタンを外され、ピンク色の下着が露わになる。
いくら抵抗しても私の力は微々たるもので、抗えることができなかった。