シアワセ∞経路
第8章 危険な勉強会
あ……、最悪だ………。
ソラが部屋の入り口で立ち尽くし、目を丸くして私と颯太を見ていた。
ちょうど、コンビニから戻ってきたタイミングだったらしい。
前置きを知らないソラからしたら、私と颯太が抱き合ってると見えても過言ではなくて。
いや、抱きつかれていたのは確かなんだけれど。
そもそも、これは事故であって。
それでも絶望しかなくて、一気に崖から突き落とされたような気持ちになった。
でも颯太は私の恋に協力してくれてる。
だからこの状況がそういう状況ではないと上手いようにフォローしてくれるはず。
颯太の顔をチラッと見たら『任せておけ!』っと言っているような目力を感じた。
……お任せします!颯太様っ!