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涙涙涙

第3章 第二章 Sukuinote.





「おかえり!」



ソファーに座っている宏樹がいた。







家は1LDKのオール電化。

ベッドに鞄を投げて
大きいため息をつく。



「弥生、どうしたの。」



後ろから大きい腕が首に回されて
背中がすごく暖かかった。

耳元で言われ、わたしの首に顔を埋める。










「なに、何もないよ。
着替えたいから、どいて。」









冷たくあしらう。

いつもなら宏樹は冷たいねーとか言って
ふてくされるのだが、今日は違った。








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