リトル・リトル・バンビーナ
第2章 僕はアナタに欲情してる。
3、乱れあう欲望
何が起こったか分からない、といった表情の美和子ちゃんは、
ベッドに投げ出され、押し倒された状況を飲み込めていないようだった。
「羽生くん……?」
「俺さ、美和子ちゃんのことずっと好きだったんだよ」
ビクッ、と美和子ちゃんの肩が揺れる。
まるで、初めて知ったといわんばかりの反応で。
「羽生くん、私……」
「気づいてなかったんだろ。だから――」
あんなに楽しそうにはしゃいでいたんだ。
昼休みのときの様子を思い出すと、また苦しくなる。
俺は胸の息苦しさを押し付けるように美和子ちゃんに口づけた。
当然、彼女は嫌がる。
息をくぐもらせながら、俺の肩を押しのけようとした。
けれど、男と女の体格と力の差は明白で
美和子ちゃんの抵抗なんて痛くもなんともなかった。
もともと小柄な彼女が力いっぱいに抵抗したって、些細なものだ。
「ん、んんっ……」
美和子ちゃんがきつく唇を閉ざし、
舌を絡ませることができない。
俺の指はシフォンブラウスのボタンを外し
淡いグリーンのブラジャーの上から彼女の胸を揉みしだいた。
「ん、ぁ……」
わずかに甘い声が漏れる。
高く、消えるような嬌声に、俺の理性はますます煽られてしまう。
自分の声に恥ずかしそうにする様子も、愛おしくて。
――壊したくて、めちゃくちゃにさせてみたいとも思えてしまう。
何が起こったか分からない、といった表情の美和子ちゃんは、
ベッドに投げ出され、押し倒された状況を飲み込めていないようだった。
「羽生くん……?」
「俺さ、美和子ちゃんのことずっと好きだったんだよ」
ビクッ、と美和子ちゃんの肩が揺れる。
まるで、初めて知ったといわんばかりの反応で。
「羽生くん、私……」
「気づいてなかったんだろ。だから――」
あんなに楽しそうにはしゃいでいたんだ。
昼休みのときの様子を思い出すと、また苦しくなる。
俺は胸の息苦しさを押し付けるように美和子ちゃんに口づけた。
当然、彼女は嫌がる。
息をくぐもらせながら、俺の肩を押しのけようとした。
けれど、男と女の体格と力の差は明白で
美和子ちゃんの抵抗なんて痛くもなんともなかった。
もともと小柄な彼女が力いっぱいに抵抗したって、些細なものだ。
「ん、んんっ……」
美和子ちゃんがきつく唇を閉ざし、
舌を絡ませることができない。
俺の指はシフォンブラウスのボタンを外し
淡いグリーンのブラジャーの上から彼女の胸を揉みしだいた。
「ん、ぁ……」
わずかに甘い声が漏れる。
高く、消えるような嬌声に、俺の理性はますます煽られてしまう。
自分の声に恥ずかしそうにする様子も、愛おしくて。
――壊したくて、めちゃくちゃにさせてみたいとも思えてしまう。