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俺の物になれよ…

第2章 悪い予感…

………。


何だこの沈黙…。
つーか、コイツ学校に行くっつってたけど
方向逆だし…。

龍雅「ふぁぁぁ…」

あ、ヤバっ!!また笑われる…?

恭 「眠いのか?」

龍雅「え?あっ、いや、別に…」

恭 「そう?寝たかったら寝ていいからな?」
龍雅「あ、おぅ…サンキューな…。」

びっ、ビビったぁ…。
笑われると思ってたのによ…

黒崎は俺をバカにしたような笑いではなく
龍雅に対して優しさが詰まったような
微笑みを向けた…

ニコニコって…
黒崎?!この数分の間に黒崎の身に何があったんだ?!悪寒がする…。
まぁ気のせいか…。


あの時、俺はあの悪寒を信じていればと
心の底から思う………。




………。
どんくれぇ走ったんだ?
もう一時間近く走ってるぞ?
つーか、ここどこだ?


龍雅「オイ、ここどこだ?
どこに向かってんだよ…っ!!」

恭 「うるさいよ。少し黙ってくんねぇ?」

龍雅「は?なんだよそれ、っざけんなよ!!」

恭 「…っ黙れっつってんだろーがっっ!!!」

龍雅「くろ…さ…き…?」

恭 「…はぁぁ…。もういい。」

意味わかんねぇ…。
黒崎が黒崎じゃなくなった…?
え?意味わかんねぇよ…


俺…。

どうなっちまうんだ?

はぁぁ…。

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