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俺の物になれよ…

第2章 悪い予感…

俺はあの後何事もなく、黒崎に家の近くまで
送ってもらい帰宅した。

ガチャッ


うげっ…。お袋いるし…。
気づくなよー…。

「あらっ?もう帰ってきたの?変ね~。」

ギクッ

「なっ、何がだよ…。」

「学校って、まだ帰る時間じゃないわよね?なんで龍雅は帰っているのかしら…?」

「いや、あの、学校には向かったんだけど…その、途中で、あの…。」

「学校には行ってないんだね?」

「…はい。すんませんした…。」

「はぁぁ…。あ、そうそう。龍雅、今日出掛けちゃダメよ?」

「あ''? んでだよ…。」

「今日から龍雅に家庭教師を呼んだからよ」

「へ?か、家庭教師…?何それ?
意味わかんねぇよ!!マジヤダし!!」

「へぇ…。それでいいんだね?」

「あ、いや、か、家庭教師 お、お願いします。」

「じゃあ、もうすぐだから部屋にいなさいよ?」

「おぅ…。あ、なぁ、教師って女?」

「男の先生よ?」


マジかぁ…。男かよ…。あ、でも黒崎なら…
って俺またなに考えてんだよ…。

「はぁぁ…。」

俺はため息をつきながら部屋へ向かった。

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