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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第1章 プロローグ





 ………………。

 ………………。




 何分ぐらいたっただろうか?




 心臓が、口から飛び出してしまうのではないかと思うぐらいの緊張感に襲われていた夏美だったが、変わった事は何も起こらなかった。

 次第に、裏切られたような気持ちになっていき、緊張感が苛立ちに変わっていく。

 等々痺れを切らした夏美は、

『やっぱり何も起こらないじゃないっ!』

 と心の中で叫び、こんなつまらない事なんかさっさと終わらせようと、クローゼットから足を出した。


 その時…………。

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