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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第7章 ――斎藤 梢 編――


「はぁ~? なんでよ?」

 沙織が不機嫌そうに聞いてきた。

「ごめんっ! 何か頭痛いから帰って寝るわ……」

 梢はいかにも頭の痛そうな表情を演技してみせる。

「そんなの歌ってれば治るって♪ 梢がいないとつまんないしさぁ~ いこっ♪」

 と言いながら、千里が腕に手を絡ませてきた。

「いや……マジで無理……。明日は必ず付き合うからさっ♪ 今日はゴメン…」

 梢はそれだけ言うと、千里の腕を離し、教室を後にした。

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