1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜
第4章 いじめ
次の日、香織は学校に行くのが、少し照れくさかった。
昨日の彰とのキスを思い出すと、どうしても顔が赤くなってしまう。
『学校で彰君にどう接すればいいんだろう……』
考えただけで、心臓が飛び出でてしまうんじゃないかと思うぐらいドキドキした。
そんな香織の行動を見れば、優香里は間違いなく突っ込こんでくるだろう。
『優香里は“たかがキスぐらいで”と笑い飛ばすかしら? それとも、“やっと、そこまでいったのね”と親が子供に話すように言うかしら?』
香織は色々な想像を膨らませ、微笑みながら学校に向かった。