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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第4章 いじめ


 ……気が付くと、香織は保健室のベッドに眠らされていた。

「あっ、気が付いたみたいね」

 保健室の先生が香織に近づいてきた。

「大分熱も落ち着いたようね……」

 とおでこに手を当てながら、安心したように言う。

 どうやら香織は、保健室に着くなり、倒れてしまったようだ。

 香織は身体をゆっくり起こす。

 頭がズキズキ痛む。

「大丈夫? もう下校の時間だけど。もう少し休んでいく?」

 保健室の先生は優しく声をかけた。

「大丈夫です。たいした事ありませんから……ありがとうございました」

 そう言うと、香織はよろけながら保健室を出た。

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