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二重人格ってご存知ですか?

第2章 第1章



「はぁ〜」


ため息をつきながら帰る。


「なんだよ、あの和也って言う奴。」


(久城和也か。イケメンで背が高くて…)


「いいなぁ。俺もあのくらい背が高くなりてぇー」


俺は背が160㎝しかない。
だから背が高い奴をみるとムカついてくる。
和也は180㎝くらいありそうだからムカつく。


「あいつ、少しわけてくんないかな…」



「なにを?」


「(ビクッ)っ!?」

後ろを向いたら和也がいた。


「wwごめんごめん。驚かすつもりはなかったんだ。…尚輝って意外とビビりなんだ(笑)」


「ビビりじゃねーし!!…なんで和也がいんの!?帰ったんじゃねーの!?」


「尚輝のことが気になってさ。それよりなに言ってたの?」


「気になったって…。別になにも言ってないよ。」

(嘘だけどww)


「…目が泳いでる。嘘ついてるでしょ。なに言ってたの?僕のなにが欲しいの?」

(くっそーバレた。つーか聞こえてんじゃん!!)

「きっ聞こえてたんだろ///」


「…なんのこと?(ニヤニヤ」


(っ!!…やっぱ聞こえてたんじゃんか!!ニヤニヤしてるし!!)


「///っ…恥ずかしいから言わない///」


「尚輝かっわいぃ〜照れちゃって(笑)」

(恥ずかしっ///ぜってぇバレてる!!背が欲しいことバレてるってぇ〜)

「うっうるせぇー//」


俺はそのまま走って家まで帰った。


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