
もう、お前を離さない。
第4章 花怜の過去
夜
ご飯美味しかったな。あんなに美味しいもの今まで食べたことがなかった。その時に、和哉さんとたくさんお話ができた。
「すごく楽しかったなぁ。そうだ、お風呂入らなくちゃ。場所も教えてくれたし、お風呂おっきいっていってたし。」
お風呂場
お風呂久しぶりな気がする。でも、何でだろうすごくいやな感じがする。お風呂入るの嫌いだった気がする。そもそもお風呂入ったことあったっけ?
色々昔のことを思い出してきた。
そう、私はお風呂に入るのが嫌いだった。何故か忘れたけど。
ゆっくりお風呂につかる。
「いたっ!!」
背中にヒリヒリとした。感覚があった。お風呂場の鏡で背中をみてみると…。
「な、なにこれ!?」
背中には、傷や叩かれた跡が、赤くくっきりついていた。
そう、私がお風呂が嫌いな理由。それは傷を見るのがいやだったから。
昔はよくお風呂の鏡で背中をみていた。そしていつも泣いていた。お風呂に入るときいつもみて泣いていたから、お母さまにめざわりだと言われお風呂に入ることも、お風呂場に行くことも禁じられた。その日からずっとお風呂に入っていなかった。
今でも涙が出てしまう。悲しい。私は愛されていない存在。私が生きていたら、誰かを苦しませるだけ。
和哉さんも私のせいで、苦しむかもしれない。もう、私がこの屋敷に居ること自体迷惑になっているのかもしれない。
早く家へ帰らなきゃ。和哉さんが、私をいらないと思う前に……。
でも、家へ帰たって、お母さまを苦しめてしまう。
私の帰る場所なんてない……。
ご飯美味しかったな。あんなに美味しいもの今まで食べたことがなかった。その時に、和哉さんとたくさんお話ができた。
「すごく楽しかったなぁ。そうだ、お風呂入らなくちゃ。場所も教えてくれたし、お風呂おっきいっていってたし。」
お風呂場
お風呂久しぶりな気がする。でも、何でだろうすごくいやな感じがする。お風呂入るの嫌いだった気がする。そもそもお風呂入ったことあったっけ?
色々昔のことを思い出してきた。
そう、私はお風呂に入るのが嫌いだった。何故か忘れたけど。
ゆっくりお風呂につかる。
「いたっ!!」
背中にヒリヒリとした。感覚があった。お風呂場の鏡で背中をみてみると…。
「な、なにこれ!?」
背中には、傷や叩かれた跡が、赤くくっきりついていた。
そう、私がお風呂が嫌いな理由。それは傷を見るのがいやだったから。
昔はよくお風呂の鏡で背中をみていた。そしていつも泣いていた。お風呂に入るときいつもみて泣いていたから、お母さまにめざわりだと言われお風呂に入ることも、お風呂場に行くことも禁じられた。その日からずっとお風呂に入っていなかった。
今でも涙が出てしまう。悲しい。私は愛されていない存在。私が生きていたら、誰かを苦しませるだけ。
和哉さんも私のせいで、苦しむかもしれない。もう、私がこの屋敷に居ること自体迷惑になっているのかもしれない。
早く家へ帰らなきゃ。和哉さんが、私をいらないと思う前に……。
でも、家へ帰たって、お母さまを苦しめてしまう。
私の帰る場所なんてない……。
