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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第7章 神聖な【Xmas】

 途端に、指が引き抜かれる。その喪失感に、尚更体が疼く。
 そして、僕に熱いモノが押し当てられた。
 期待に胸が高鳴る。
 ゆっくり、ゆっくり、中にはいっていく感覚があった。決して、激しくないその動きは、もどかしいけれど、愛を感じて、心地が良かった。

「……んっ…」

 荒い呼吸の合間に聞こえる吐息は、どちらのものか。
 この部屋は、甘い雰囲気に包まれていて、僕はとても嬉しかった。

 やがて、裕翔のモノが中に全て入りきる。裕翔が、「全部入ったぞ」と、低くて甘い声で教えてくれた。
 そして、裕翔は何食わぬ顔で聞いてきたのだ。

「で、どうして欲しい?」

と。
 僕は、当然裕翔のモノが僕の中で動いてくれると思っていた。それは、いつものことで、全く気に留めていなかった。
 だからこそ、それを質問形式にされるとは考えてもいなかった。

 その答えを自分が言うシーンを考えて、顔が真っ赤になる。身体中が真っ赤になりそうなほど恥ずかしい。
 だけど、言わないとヤッてくれないから、仕方ない。

「う、動いて欲しいぃ……」
「どこで?」
「僕の……中で」
「なにが?」
「ゆーとの、その……アレが」
「アレって?」
「お、おちんちん……」
「よし、一口でいうと?」
「ぼ、僕の中で、ゆーとの……おちんちんを動かして、ほし、い……っ」

 もう絶対、僕は真っ赤っか。きっと、今ならお猿さんになれると思う。
 だって、だって! あんな恥ずかしいこと言わされたんだよっ。すっごく恥ずかしかった……。
 でも、裕翔は満足したらしくて、ちゃんと動いてくれた。それも、程よいくらいに。

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