無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「…ん、そーだな。よし、じゃあもう少し我慢しろよ?」

　なんども繰り返し出し入れされる。どんどん、それは早くなっていく。
　僕は、すぐにイキそうになってしまう身体に、どうにかブレーキをかける。

　僕は、裕翔と一緒にイキたい。

　だから、一生懸命我慢して、裕翔の顔を見つめる。
　裕翔は、夢中で腰を振っていたけど、僕と目が合うと、僕に濃厚なキスをしてくる。
　舌を入れられて、頭の中がぼうっとしてくる。酸欠だったこともあるんだろうけど、やっぱり気持ち良かったから、ぼうっとするのだと思う。

「ふ……んぁ、ん……」

　キスの合間に、声が漏れる。
　だけど、それも許さないというように、裕翔はなんどもキスを繰り返した。
　勿論、腰を振るのもやめない。
　
　僕の口の中では、裕翔の舌が暴れていた。
　歯列を舐めたり、僕の舌と絡めたり……。とにかく、甘い雰囲気になっていた。
　そして、僕の中では、裕翔のモノが暴れていた。
　前立腺を容赦無く突いてくる。そして、最奥にも挿入してくる。
　裕翔を見つめる。目が合うと、必ず目を細めて笑ってくれる。それが、暖かくて嬉しかった。

「よし、イクぞ……っ!」

　僕がぼうっとしていると、裕翔がいきなりそう言った。
　驚いたけど、すぐに頬が緩むのがわかった。
　やっと、裕翔とイける。それは、とても嬉しかった。
　裕翔が気持ち良くなれるように、後孔に力を入れる。すると、裕翔が小さく唸った気がした。

　裕翔がラストスパートとばかりに強く突いてくる。その強すぎる刺激に、僕の目の前は、一瞬で真っ白になった。僕の精液が自分のお腹にかかるのが分かった。

　同時に、裕翔のモノが、ゴム越しに僕の中で欲を吐き出した。