テキストサイズ

甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第7章 神聖な【Xmas】

 裕翔が、低く甘美な響きのボイスで聞いてくる。
 それに僕は、こっくりと頷くことで答えた。

 僕が頷き終わるや否や、裕翔が僕の上にのしかかる。ちょうどいいくらいの重さ。
 そして、僕の服が少しずつ脱がせられていくのを感じた。
 肌が冷たい空気にさらされているのにも関わらず、身体は、裕翔を感じ取って熱く疼く。
 
 あっという間に上半身裸になる。
 裕翔は、再度僕の顔を見て微笑むと、いきなり僕の胸に顔をうずめた。
 そして、いきなり、電流が流れたような刺激が、俺の身体に響く。じんじん、と響いていくそれを、快感と脳が確認するのに、そう時間はかからない。
 舌の先で乳首を嬲られるのは、とても気持ちがいい。こねくり回されたり、たまに歯で軽く噛まれたり。そんな刺激が、全て快感になって、僕の身体を疼かせる。
 
 しばらく僕の二つの乳首で遊んでいた裕翔が、ふいに顔を持ち上げた。
 そして、僕にキスしてきた。無理やり口に舌を押し込んでくる。僕は、それにすぐに応えて、舌を絡みつかせる。

 ――何度も角度を変えてやる激しいキスは、僕の、快感以外の全ての感覚を有耶無耶にしていく。
 
 また、胸から快感が走る。今度は、指で弄られる。指で弄られるのも気持ちが良くて、つい女の子みたいな大きな声で喘いでしまう。指の腹で弾かれたりした時なんかは、裕翔とキスするのも苦しいくらいに気持ち良くなって、大きな声で喘いでしまった。

「気持ちイイか?」

 裕翔が、口に離して聞いた。
 裕翔が口を離しただけで、喪失感が僕の身体を支配する。
 でも、それを裕翔の低くて甘い声が消していく。

「うん、……ィッ、イ!!」

 返事をしている間も、乳首は弄られ続け、喘いでしまい、ちゃんと返事ができない。
 でも、それでも裕翔は満足しているみたい。にこにこと笑っているから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ