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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第7章 神聖な【Xmas】

「……なぁ、そろそろ我慢出来ねェから」

 そういって、裕翔はさっきの優しい笑みとは違う、艶かしい笑みを、その整った顔に浮かべた。
 そして、裕翔は、僕のズボンを脱がせていく。僕のモノは、もう大きくそそり立っていて。
 それを見られるのは、今更だけど……恥ずかしかったりする。

 でも、裕翔はそれを恥ずかしげに顔を赤く染めることもなく、ただ妖艶に微笑みながら、僕のモノにキスしてきた。
 そして、僕のモノの先っぽだけを口に含んだ。

 ぬるっとした、咥内の感触に、裕翔のことなんて考えずに、ただ快感を求めて腰を振りたい感情にかられて、それをどうにか押しとどめる。
でも、喘ぎ声はどうしても我慢できなくて。いくら下唇を噛み締めても、喘ぎ声は、裕翔が口を動かすごとに、その隙間からでてくる。
 
 丁寧に舐められて、先っぽは吸われる。
 そんな、身体が麻痺してしまう快楽に、ヘタレな僕が長時間耐えられる訳がなかった。
 もう絶頂が近くなってきて、

「裕翔、もっ、……イクっ、からっ」

 と必死に口を離す事を勧めた。
 しかし、そんな僕の心情を知っているのか、知らないのか、裕翔は僕のモノに刺激を与え続けた。
 それのせいで、僕はあっという間に絶頂に追い詰められた。
 裕翔の頭にぎゅっと手を当てる。そして、全身を痙攣させて、僕はイッた。
 僕のモノから、沢山の欲が放出されていくのを感じながら、僕は裕翔の口の中で小刻みに腰を振った。
 ……一滴も残らずに、裕翔の口に放出させるために。

 さっきまでは、自分の欲を、裕翔の口に出すなんていけない、そう思っていたはずなのに。
 もう、そんな考えは、僕の頭から消え去っていた。

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