
甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。
第7章 神聖な【Xmas】
最初は、首筋を撫でていた手のひら。それが、肩、胸、腰、太腿、足首と下へ下へと下がっていく。
でも、肝心の僕の半身には触れてくれない。その周りの、太腿や腰は撫でてくれるのに。
裕翔の意地悪そうに微笑んだ顔をみて、これが焦らしだということはすぐに分かった。
裕翔の手は、僕の太腿の、半身のすぐ近くを撫でる。くすぐったい感じもして、つい腰を動かしてしまう。その動作には……もう少しで半身に手が触れる、という気持ちもあった。
だから、一生懸命腰を動かして、手が触れるようにする。しかし、僕の半身を避けるように、裕翔は僕の太腿を撫でる。
焦らし、という行為が、こんなにもじれったいものだとは。
今まで僕は知らなかった。それを知ったと同時に、そんなことを僕にする裕翔にちょっとした悪意を感じた。だから、裕翔な望むような反応をしてやらないようにしよう。
そう考えた僕は、意地悪な裕翔に「快感を欲しがっている」ということがさとられないようにしようとした。一生懸命、腰や後孔のすぐ近くを撫でていく手を我慢する。
だけど……所詮、僕が快感に勝てるわけがない。
「ねぇ……ゆーと、触ってよぉ……焦らさないでよぉ」
結局、涙目で裕翔にねだっていた。
すると、「やっとか」というように、裕翔がにやりと笑った。
そして、僕の耳にそっと口を近づけて、なにかをつぶやいた。
それを言葉として認識した僕の脳が、その意味を理解することを必死に否定しようとする。だけど、その言葉を、僕は理解してしまう。
――僕のほおが真っ赤になっていくのがわかった、かぁぁぁぁっ、と。
「え、そ、そんなの無理だよぉぉっ!」
裕翔が僕に囁いたこと。
それは――――……
でも、肝心の僕の半身には触れてくれない。その周りの、太腿や腰は撫でてくれるのに。
裕翔の意地悪そうに微笑んだ顔をみて、これが焦らしだということはすぐに分かった。
裕翔の手は、僕の太腿の、半身のすぐ近くを撫でる。くすぐったい感じもして、つい腰を動かしてしまう。その動作には……もう少しで半身に手が触れる、という気持ちもあった。
だから、一生懸命腰を動かして、手が触れるようにする。しかし、僕の半身を避けるように、裕翔は僕の太腿を撫でる。
焦らし、という行為が、こんなにもじれったいものだとは。
今まで僕は知らなかった。それを知ったと同時に、そんなことを僕にする裕翔にちょっとした悪意を感じた。だから、裕翔な望むような反応をしてやらないようにしよう。
そう考えた僕は、意地悪な裕翔に「快感を欲しがっている」ということがさとられないようにしようとした。一生懸命、腰や後孔のすぐ近くを撫でていく手を我慢する。
だけど……所詮、僕が快感に勝てるわけがない。
「ねぇ……ゆーと、触ってよぉ……焦らさないでよぉ」
結局、涙目で裕翔にねだっていた。
すると、「やっとか」というように、裕翔がにやりと笑った。
そして、僕の耳にそっと口を近づけて、なにかをつぶやいた。
それを言葉として認識した僕の脳が、その意味を理解することを必死に否定しようとする。だけど、その言葉を、僕は理解してしまう。
――僕のほおが真っ赤になっていくのがわかった、かぁぁぁぁっ、と。
「え、そ、そんなの無理だよぉぉっ!」
裕翔が僕に囁いたこと。
それは――――……
