えっちな「やみのおうへのみち」
第6章 「運命の聖者――奇跡唱える終焉の少女」
少女は激しい感情を内に押し殺して、やっと言葉を絞り出しているように俺には見えた。その肩は震えている。
「――私はどうしても闇の王にならなくてはいけません。そのためだったら何だってするつもりです。勿論、失礼ながら、私はあなたを倒す自信があります。でも確実に勝利が手に入るように立ち回るというのが私の方針です。だから……もしあなたが、私の身体と引き替えに闇の王の座を放棄するというのだったら、私は、その提案に、乗ります」
「――私はどうしても闇の王にならなくてはいけません。そのためだったら何だってするつもりです。勿論、失礼ながら、私はあなたを倒す自信があります。でも確実に勝利が手に入るように立ち回るというのが私の方針です。だから……もしあなたが、私の身体と引き替えに闇の王の座を放棄するというのだったら、私は、その提案に、乗ります」