えっちな「やみのおうへのみち」
第8章 「闇の王は君臨し統治す(終章)」
この新しい生活で特筆すべきはやはり少女のことであろう。俺は地下に逃げ込んだ地上世界のお尋ねもの、闇への志願者、光に背く狂人らを皆招き入れる。そしてその者たちの財は全て俺のものとなる。なぜなら地下の徴税権は俺の手にあるからだ。例えばかつて富裕であった、地上で反社会的組織、いわゆる暴力団の幹部などが地下に逃げ込んだことがあったが、その男の所有していた財産は俺の部下が没収し、その男の8歳の娘と12歳の娘はなかなかの器量良しであったため、俺が直々に回収した。娘らはかつては自身の意のままに人を操り、お世辞にもきれいとは言えない金によって贅沢三昧の生活を送っていたのであるが、この俺の手に入ってからは、食事こそ満足に与えられ、専属の医師が健康の管理をするものの、常に監視され、着替えは勿論トイレや風呂などの際にはプライバシーなどというものが与えられず、また第二次性徴が非常に緩慢に進むような手術を受けさせられ、俺の好みの幼さを強制的に維持するようにさせられた。そして彼女らの唯一の目的と言えば、俺の性的満足を満たすことであるから、俺の気が向いたときには、就寝中であろうがなんだろうが、とにかく身体をイジられる。俺の意向で彼女らは目隠しをさせられており(目隠しとはすなわち、両目の視力を手術によって奪われている状態のことを言う)、時に苦痛をも伴う女体への冒涜には、並々ならぬ恐怖を感じていることだろう。だがそれでいいのだ。なぜならば彼女らは来るべくして地下にやって来たのであるから。俺に一般の道徳観念は皆無だが、常人からして見ても、まかり間違えば暴力団の師弟であった彼女らこそが地上世界ではそういった暴虐を振るった可能性があるのだから、こうなるのも因果応報と言えるのではないだろうか。