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えっちな「やみのおうへのみち」

第2章 「闇の斬撃――双刃操る死の少女」

メイドは、

「まあまあこりゃ口の達者なお方ですこと。わたくしなどを雇ってもそれこそ食後の紅茶をお持ちするくらいにしか役立ちませんでしてよ。ええ、それでもかまわないのでしたらどうぞご贔屓になさって。まあこのチラシを受け取られてそれを鵜呑みにしてここまでやってきたんですの、あなたは?なんて大胆不敵な野蛮人でしょう!このご時世、振り込め詐欺でさえ大衆の警戒心が高まって成功率が落ちているというのに、こんな怪しい紙ぺら一枚に誘われてくる蝶々がいるなんて!とっても驚きでしてよ。ねえ、でもあなたはこの地下に全然驚きもしないのね。きっとあなたは狂人か野蛮人のどちらかなのよ!まったく信じられないわよ」

などと遠慮会釈もなく、俺に対して思ってることをぶちまけてのけた。

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