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えっちな「やみのおうへのみち」

第2章 「闇の斬撃――双刃操る死の少女」

20分は同じ体勢でいただろうか、俺はだんだん脳が筋肉のコントロールを取り戻したことに気がついた。少しずつ動かそうと努力し、だいたいピークから40分頃になるともうだいぶ良くなった。少女は既に意識を失って倒れており、たまに痙攣さえしている有様だが、まあ死ぬことは無いだろうと思う、なぜなら俺は、いかに人間という生物が頑丈にできているかを知っている。腕がちぎれても、足がもげても生きている軍人を俺は知っている。

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