えっちな「やみのおうへのみち」
第3章 「漆黒の射手――聖弓煌く沈黙の少女」
さて、かくして俺はもう気付けば1人の参加者を降参させてしまい、一つの勝利を手にしたことになっていた。この調子で戦っていけば俺はきっと闇の王となり、莫大な財産を手に入れることが出来るだろう。今回のように参加者が女である場合は、これからの戦いも実に気持ちの良い思いができるだろう。そう考えると心が浮き足立ってきた。しかし俺は心が地に足をつけていない状態というものが如何に危険であるかをよく知っている。いままでの人生でも、心が浮かれて失敗してきたことがままあった。だからひとまず心を落ち着かせるために、俺はさっきまで少女の寝ていたベッドで睡眠をとることにする。