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身代わり妹

第9章 再会

「…ちょっと静かにしてて下さい」

カーテンの中に入り、凌太は再びカーテンを締める。


私を罵倒し続けていた母が静かになった。



「な…に……?」

そう聞いた時には、私はもう凌太の腕の中にいた。

そして、



「美優……結婚…しよ……?」



震える声で、そう、言った……。


───────────────…

──────────…

─────…

頭が…

真っ白になる。


凌太、今、何て言った?


結婚─────…

─────…結婚っ⁈



「は? 何で私に言うの⁈」


え?

え?

何で⁈

お姉ちゃんの誕生日に、婚約指輪のプレゼントしたんだよね⁈

なのに、何で私にプロポーズしてるの⁈




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