
身代わり妹
第10章 新心
もそもそとまた凌太が戻ってくる。
「美優……絶対幸せにする」
間近に迫る凌太の顔に、私はゆっくりと瞼を閉じた。
重ねられる唇から、凌太の気持ちが伝わってくる。
絡められる舌の熱が、凌太の気持ちの深さを伝える。
「はぁ……」
甘い吐息を吐き出しながら、名残惜しくも離れる唇。
「凌太……」
名前を呼んで凌太を見つめれば、再び重なる唇。
今度は触れるだけで離れてしまう。
「……反則」
「ん?」
チュッとリップ音を立てて、また唇が触れ合う。
「その瞳は反則! 我慢が効かなくなる」
そう言って、凌太はペロリと私の唇を舐めた。
「……今は美優と子供の安静が大事」
まるで自分に言い聞かせるかのように凌太が呟く。
「……ごめんね?」
私が謝れば、凌太が怪訝な顔を上げる。
「何で謝るの? 美優は責任重大だよ。絶対こいつ守り抜けよ?」
そう言って凌太は愛おしそうに、私のお腹に触れた。
「うん、守り抜く。絶対……約束する……」
私のお腹に触れる凌太の手に、そっと自分の手を重ねた。
「美優……絶対幸せにする」
間近に迫る凌太の顔に、私はゆっくりと瞼を閉じた。
重ねられる唇から、凌太の気持ちが伝わってくる。
絡められる舌の熱が、凌太の気持ちの深さを伝える。
「はぁ……」
甘い吐息を吐き出しながら、名残惜しくも離れる唇。
「凌太……」
名前を呼んで凌太を見つめれば、再び重なる唇。
今度は触れるだけで離れてしまう。
「……反則」
「ん?」
チュッとリップ音を立てて、また唇が触れ合う。
「その瞳は反則! 我慢が効かなくなる」
そう言って、凌太はペロリと私の唇を舐めた。
「……今は美優と子供の安静が大事」
まるで自分に言い聞かせるかのように凌太が呟く。
「……ごめんね?」
私が謝れば、凌太が怪訝な顔を上げる。
「何で謝るの? 美優は責任重大だよ。絶対こいつ守り抜けよ?」
そう言って凌太は愛おしそうに、私のお腹に触れた。
「うん、守り抜く。絶対……約束する……」
私のお腹に触れる凌太の手に、そっと自分の手を重ねた。
