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身代わり妹

第15章 【最終章】幸福

抱き着く優太をぎゅっと抱き締める。


「りーん、叩いたら優太が痛いだろ」

凌太が凛の目の前に座る。


大好きなパパが目の前に座り、ご機嫌な凛。

抱っこーと凌太に向けて手を伸ばす。



優太はどちらかと言えばおっとりしているけれど、凛はその逆。

まだ1歳だからやりたい放題になっちゃうのも仕方ない。

でも、叩くのはやめさせたいと凌太と四苦八苦中。



「お兄ちゃんを叩いちゃう悪い子はぁ…」

凌太の手が凛に近付く。

凛は期待に満ち溢れた笑顔をしている。


「お仕置きだぁ」

凌太に脇腹を擽られ、凛はキャーキャーと笑い出す。



(楽しそうなだけで、お仕置きになってない気がする……)


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