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私の腕の中で、そんな2人を横目で見ている優太。


「やり返さなくて偉かったね。優太は優しい子だね。パパみたい」

”パパみたい” は、パパ大好き優太には最高の褒め言葉。



「ぱぱ⁈ 」

優太は泣き顔をガバッと上げる。


ふふっ…顔も凌太にそっくり。

そういえば、優太はお腹の中にいる時から凌太に似てるって凌太が言ってたな。



「ゆうた、ぱぱみたい？」

優太が目をキラキラさせて聞く。

……可愛い。



「うん。パパみたいに優しい」

「やったぁ、ぱぱぁ、ゆうた、ぱぱみたいっ」

ピョンピョン跳ねながら凌太の元に向かう優太。



「めーっ！」

ピシャン

パパを取られまいと凛からの先制パンチ。


「びぇーっ、ままぁっ、りんちゃんがっ、りんちゃんがぁっ」


はぁー…

凌太と顔を見合わせ、ため息を吐いた。