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「お姉ちゃん……ご無沙汰してごめんね」


秋色に染まる街を見下ろせる小高い丘。その上にある姉のお墓。

今日は初めて凛と共に4人で立っている。



(あの時お姉ちゃんが守ってくれたおかげで、私は今2人の子供のお母さんになれたよ)

心の中で姉に話し掛ける。


(優太は凌太に顔も性格もそっくり！

凛は私似だけど、お姉ちゃんを知ってる人にはお姉ちゃんそっくりだって言われるよ)



お互い仲良くしたかったのに、最後まで仲良く出来なかった。

取り返しがつかなくなってからお互いの胸の内を知るなんて悲しいよね。


優太と凛はそんな悲しい関係になって欲しくないな……。