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イケメン部とあたし

第3章 イケメン(茶会)部


「……あれ…私の制服…?」

目の前のカーテンの様な仕切りの壁に、私の制服らしき服が掛かっていた。


「ん?ああ、うん。落ちたとき、下に水の入ったバケツ持ってる子がいてね。制服はびしょ濡れだったんだ」

「うそ…え…」

じゃあ、あたし…今何着てんの?

私は唯一動かせる首を動かし、自分の胴体を見た。すると…


「ッ…///」


半裸状態だった。

ノーブラノーパンに男物のシャツ一枚。それだけだった。

恥ずかしくてタコ化しそうだ。


「な…なな……」

これ…うそやろ…?しかも着替えさせた人って…


私はもう一度二人の方を見た。それに気付いた部長さんは、イケメンマスクでニコッと笑った。


…ヤバイヤバイ。


惚れる。

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