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私の彼は××さん

第2章 秘密



封じ込めた手に力を入れながら耳元に息を吹きかけながら私に言った。

『君のお父様は部外の人間を君の養父扱いして戸籍の移動までしたんだね…まあ。結局は意味がないけどね…』

この内容からしてこの男の目的は分かった

「…っん…私は家の家宝なんかしらない!!!」

馬鹿…感じちゃう…。


『…ッハ美優さん、家宝の事なんかどうでも良いんだよ!!君は人質だからね』

人質?

そう考えていると私の耳裏を

“クチュ”

「…ッ!!」

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