
リアル-夢が現実になるゲーム
第2章 正夢
「薄暗くなってきたな」
「う、うん…」
「大丈夫だって、俺が守ってやるから」
「……っ」
女の子はこういうこと言われると嬉しいんだろうな。
放課後、気になってる男の子にこんなこと言われたら最高な気分なんだろうな。
でも、今の私は完全に、いつ来るか分からない恐怖と戦っていた。
肩の震えを反対の手で押さえながら、左右に目を配る。
家までの道には、現場と思われる公園が3つ。
その全てを無事に通り抜けることができれば、完全に安心できる。
「まず1つ目だ…」
「うん…」
スタスタスタ……
「?ここは大丈夫そうだな、子どもと親しかいない」
「ここはいつも子どもが遊んでるから一番安心できる公園かも」
「そうだよな、じゃあそれでいえば一番危ないのは…」
「森ノ宮公園」
森ノ宮公園は住宅街の入り組んだところにある小さな公園。
遊具がなく鉄棒が1つあるくらいで、たまにホームレスが居座ったりしている。
「う、うん…」
「大丈夫だって、俺が守ってやるから」
「……っ」
女の子はこういうこと言われると嬉しいんだろうな。
放課後、気になってる男の子にこんなこと言われたら最高な気分なんだろうな。
でも、今の私は完全に、いつ来るか分からない恐怖と戦っていた。
肩の震えを反対の手で押さえながら、左右に目を配る。
家までの道には、現場と思われる公園が3つ。
その全てを無事に通り抜けることができれば、完全に安心できる。
「まず1つ目だ…」
「うん…」
スタスタスタ……
「?ここは大丈夫そうだな、子どもと親しかいない」
「ここはいつも子どもが遊んでるから一番安心できる公園かも」
「そうだよな、じゃあそれでいえば一番危ないのは…」
「森ノ宮公園」
森ノ宮公園は住宅街の入り組んだところにある小さな公園。
遊具がなく鉄棒が1つあるくらいで、たまにホームレスが居座ったりしている。
